シュンラボストーリーズ第1章:第17話 「盛者必衰ならぬ乗車必衰!?」の巻 その②
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※この物語はフィクションです。実際の体験をもとにしてはおりますが、時間・場所・登場する人物など、設定が事実とは異なる場合もございます。予めご了承ください。
前回までのあらすじ
シュンシュンは、謎のサラリーマンXとの、駅のエスカレーターでの階段競争に打ち勝ち、息をぜーぜー言わせながら、いつもの通勤快速電車を待ち合せようとした。ところが、JR通勤快速電車は、すでに発車の音楽が流れ終わるところで、彼はぜーぜーさせた息をさらにぜーぜーいわせる勢いで、閉まりかけた扉に体を突っ込ませたのだが・・・
シュンシュンは車内に滑り込み、何とか駆け込みに成功した。
だが、次の瞬間、
何かが自分の肩を強くギュッと引っ張っていることに気付いた。
シュンシュンはイヤな予感がした。
もしかして、サラリーマンXの逆襲だろうか?
彼は、
目線を、ほのぼのレイクの宣伝広告から、恐る恐る、背後の完全に閉まりきった扉の方に移した。
自分の肩をギュッと引っ張っていたのは、
サラリーマンXではなく、
タ〇オキクチのワインレッドのショルダーバックだった!
そのショルダーバッグは、言わずと知れたシュンシュンの所有物だった。
つまり、
通勤に携行しているショルダーバッグが、
駆け込んだどさくさで、
閉まりかけたドアに挟まってしまったのだ( ̄ロ ̄lll)ガーン!
シュンシュンの体は一瞬で凍り付いた。
先ほどまでの勝利の陶酔感は、もはや跡形もなかった。
彼の体は、彼の頭よりも正確で正直だった。
なぜなら、
この先、
停車する駅は、
降車する駅も含めて、
ショルダーバッグが挟まったドアとは、
反対側のドアしか開かないことを、
本能で知っていたからだ!
一体どうやって、
タ〇オキクチのショルダーバッグを、
マ〇イで買ったワインレッドのショルダーを、
降車する15分間以内に、
回収すればいいのだろうか!?
かくして、サラリーマンXをざまあみろと打ち負かした、
小説落選家兼フリーター・シュンシュンの、
小説落選家兼フリーター・シュンシュンによる、
小説落選家兼フリーター・シュンシュンのための、
盛者必衰のミッションインポッシブルが始まった!
果たして、トム・シュンシュン・クルーズの運命やいかに!?
続きはまた明日(^^
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シュンクボ(^^