シュンラボストーリーズ第1章:第31話 コミュ障の巧妙!? 意外にも余剰資金あるある!!

どうもシュンクボです。

本日もご覧くださりありがとうございます!

これまで、全くのダメダメ落伍者、

という展開でやってまいりましたシュンストの主人公シュンシュンですが、

「コミュ障・人望薄!!」なシュンシュンにも、意外な長所がありました。

というわけで、今回はそれをお届けいたします( ^o(^ )

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

〇前回までのあらすじ

ビジネスの「ビ」の字、具体的には接客の「せ」の字をやっとアルバイトから学んだばかりの、30過ぎの偉大な小説新人賞一次選考落選者のシュンシュン。彼には、人脈はおろか、人望すらあまりない。そんな彼にも、ビジネスコンサルの憧れのカリスマがいた。YouTube上でシュンシュンが隠れフォロワーとなっているそのカリスマこそ、イケメンのマーケティングセールスの若き天才、ミスター・オセアニア、愛称オセアニ~である。シュンシュンは、彼のミニビジネススクールの受講申し込みをするべく、サイト案内のビジネスレターを閲覧した。内容は魅力的で、受講料も、ビジネススクールなど受講したことのないシュンシュンには法外な料金かと思いきや、意外にも1ヵ月「一万円」で済むとわかって、シュンシュンは迷わず受講申し込みのワンクリックを押したのだった。

 

シュンシュンは安堵した。

ビジネススクールと聞いて、

「云百万円(←極めて純文学風な漢数字)もするのか!?」と思ったのだ。

実際のシュンシュンは、

お金に関するノウハウや、

セールスやマーケティング

経理や収支の仕組みはおろか、

算数すらまともに解けない男だった。

 

それにもかかわらず、シュンシュンには、

半年間のミニビジネススクールに通うのに充分な額の預貯金があった。

なぜなら、

彼は若い頃からコミュ障でとにかく人望がなかったので、

交際費もほとんどかかることがなかった。

したがって、

そこまで贅沢をせずに済んだし、

何より、

実家住まいという典型的なパラサイトシングルヒューマンも兼任していたので、

とにもかくにも、

シュンシュンは、

コストのかからない≪安上がりな存在≫だったのである!

 

確かに、

俺と仲のいい本屋の同僚のリョウ君は、

人とすぐ打ち解けることができる半面、

もともと吞兵衛な性格もあって、

毎週のようにバイト先のどこかしらの飲み会に誰かしらと飲んでいた。

シュンシュンと通勤帰りに、

コンビニの前を通りがかった時も、

「今月はもうお金が・・・汗」と苦笑いまじりの訴えを起こし、

シュンシュンから【き〇むぎ】を奢ってもらっていた。

つまり、リョウ君は、シュンシュン的コミュ障不適応者ではなかったが、

れっきとした浪費家だったのである。

 

「リョウ君のように、人と打ち解けるのが上手い人は、わりとお金にルーズなところがあるのかもしれないな」

とシュンシュンは類推していた。

少なくとも、彼は、自分自身にそこまで人望がないという致命的な欠点の、

意外な好天副作用を、

預貯金の「余剰資金」という結果で実感できたのである!

 

そう、この「余剰資金」こそ、

今のシュンシュンには「フリーターだけど、お金がある」

という鼻高々な自信を担保していた。

その担保だけが今のシュンシュンには光であった。

言うまでもない、

その余剰資金を用いて、これからビジネススクールに通い、

憧れのオセアニ~のイケメン兄貴に会い、教えを乞うのであるから!!

 

「待っててください、オセアニ~(^_^)/」

と、シュンシュンは心の中で叫んだ。

 

今日はこのへんで(*^-^*)

本日もご覧くださりありがとうございました。

シュンクボ(*^-^*)