シュンラボストーリーズ第1章:第34話 ビジネス音痴のシュンシュン、カリスマコンサルのスクール音声の声を聞く。
どうもシュンクボです。
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※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。
〇前回までのあらすじ
カリスマコンサルタントのオセアニ~が主催するミニビジネススクールを受講することになったシュンシュン。彼は純文学愛好者で、純文学の雑誌に投稿した小説が落選したばかり。セールスやマーケティングはおろか、接客の「せ」の字をアルバイトで学べたかどうかというビジネスレベル。果たして、投資家オセアニ~のビジネススクールでシュンシュンはオセアニ~に無事会うことができるのか!?
シュンシュンは、
『スクールへようこそ』
というタイトルの音声入学案内を聴くことにした。
「こんばんわ、スクールを受講していただき、どうもありがとうございます!」
オセアニ~のいつもの声が、
クラシックのバイオリン協奏曲をBGMにしながら聞こえてきた。
その声は、明るい中にも、どこか穏やかで物静かなところがあった。
「皆さん、人生って何だと思います!? ボクは、《地球へようこそ》だと思ってます。地球というフィールドを舞台に、いろんな経験やアドベンチャーをしに、ボクたちは生まれてきたんだと考えています」
オセアニ~のこの考え方は、
ちょっとぶっとんでいるようだけど、
シュンシュンにはどこか頷ける部分があった。
人生って何だろう?
何のために自分はこの世に生まれてきたのだろう?
哲学や文学に関心のない人たちでも、
誰もが一度は、そうした哲学的な問題を考えたことがあるのではないだろうか?
シュンシュンは、文学や哲学に関心があるから、なおのことそうだった。
シュンシュンは人一倍、
何のために自分はこの世界に生まれてきたのか?
どうして自分は、
この地球に、
この日本に、
シュンシュンの父親と母親のもとに、
こうしたビジネス音痴の文学オタクのコミュ障として生まれてきたのか?
そんな哲学的な問いかけを、特に辛い時があったりする時ほど、
考えたりしたものだった。
もともと、シュンシュンはビジネスなんて馬鹿にしていた。
哲学的な問題は、一般的に形而上学と言われる分野や、宗教学、
あるいはそれらを踏まえた文学や芸術だけの専売特許だと思っていた。
ところが、ビジネスの書籍の中にも、
そうした問いかけや哲学をもとにしたコンセプトを持って、
ものを書いたりコンテンツをクリエイトしている人たちも多いことに気付いたのだ。
話をさかのぼれば、
シュンシュンとオセアニ~の出会いをつないでくれたのは、
1冊の文学作品と、1本の映画だった気がする。
今日はこのへんで(*^-^*)
本日もご覧くださり、ありがとうございました!
シュンクボ(#^.^#)