シュンラボストーリーズ第1章:第38話 キーコンセプト≪この世は幻≫の価値観と、ビジネスとの、意外な関係とは!?
どうもシュンクボです。
本日もご覧くださりありがとうございます!
今回、いよいよ、前回取り上げました、
シュンシュンが影響を受けた芸術作品と、
カリスマコンサルタントのオセアニ~のビジネスコンセプトとの間の、
意外な関係性が解き明かされていきます。
乞うご期待!!
※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。
〇前回までのあらすじ
シュンシュンがかつて影響を受けたのは、オーギュスト・ストリンドベリの『夢の劇』というスウェーデンの演劇の台本と、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『ニューシネマパラダイス』というイタリア映画だった。共通しているキーターム、キーコンセプトは、≪変化≫と≪夢・幻≫である。どちらの作品も、≪故郷=マイホーム・タウン≫から離れ、様々なドラマ・物語を経験したり、創り上げたりといった要素がエッセンスにある。『夢の劇』はファンタジーな文字通り夢物語絵巻だが、第二次世界大戦後のシチリア社会を舞台背景にした『ニューシネマパラダイス』でも、主要人物の二人が、時の流れの目まぐるしい変化を体験しながら、フィクション・物語・エピソードを、現実のリアリティーと同じように大切にする過程が描かれていた。果たして、こうしたコンセプトやエッセンスが、芸術とは水と油と思われがちなビジネスの世界と、どのような形で関係し、どのような心理的プロセスを経て、シュンシュンはカリスマコンサルタントのオセアニ~に会いたいと願うようになったのか!?
シュンシュンが望むもの、
それは、第一に≪自分自身の変化≫であった。
このキーホープが、
オセアニ~のミニビジネススクール参加を促したことはすでに述べた。
だが、ビジネス音痴な芸術夢想ロマンチストのシュンシュンが、
一体なぜ、ビジネスのカリスマに会おうという心境になったのか、
その心のバックボーンが、未だ充分に解き明かされてはいない。
だが、シュンシュンは、
作家オーギュスト・ストリンドベリの『夢の劇』を読んだ記憶と、
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『ニューシネマパラダイス』を観た記憶を、
おぼろげに振り返ることで、
シュンシュンとカリスマコンサルタントのオセアニ~をつなぐ、
キーワード・キーコンセプト・キーコンセプトが、
まさにその2つの芸術作品から着想を得た、
≪夢と幻と物語とコトバ≫
であることに思い至ったのだ!
でも、とシュンシュンは自分に疑義を差し挟んだ。
「こうしたキータームやキーコンセプトが鍵を握っていることはわかるけど、それが俺とオセアニ~を≪具体的にどう関係させるのか≫までははっきりしない。オセアニ~はあくまでセールスとマーケティング、ビジネスのカリスマだからな。ビジネスに関係するような何かを、俺がアルバイトの接客以外で持ってきただろうか!? う~ん」
シュンシュンは煮詰まった。彼には、接客以外でのビジネスというものには、まるで疎かった。一瞬、大学の学部時代に受けたマーケティング論を思い出した。確かに面白かったけど、あれはアメリカビジネスのケーススタディの紹介のようなもので、直接ビジネスに関係しているようには、彼にはどうも思えなかった。
「アメリカのビジネスってなんかマッチョだし・・・」
「ん、アメリカのビジネスがマッチョ!?」
シュンシュンは何かに気付いた。
「マッチョって言えば、そう言えば、学生時代、どうしてもモテたいと思って、カリスマナンパ師のもとにお金を払って、合コンに参加したり、ナンパをやったりしてたな。ほとんどボッタくりに近いコンサルで、結果もほとんど出なかったけど。そのナンパ師、毎日筋トレとランニング欠かさずやってたって言ってたなあ。あ、そう言えば・・・」
シュンシュンはさらに気付いた。
ボッタくり恋愛ナンパコンサルを通じて知り合った、
ある参加者のことを思い出したのである。
「その人だ! その人が紹介してくれた本だ!! そうだ、その人が紹介してくれた作者の、1冊のビジネス本が、俺とオセアニ~に強く関係しているんだった。あ、いや、ついさっきまで事実として知っていたのに、こりゃうっかりだった。でも、ここまで心理的に自分の自己探求をした上で、そのビジネス本が関係していると≪改めて思い当たる≫と、やっぱりその本はすごい影響を俺とオセアニ~に与えたんだな」
とシュンシュンは妙に自分でも感動した。
果たして、ある参加者と、その人が紹介してくれた1冊のビジネス本とは!?
続きはまた明日(^^♪
本日もご覧くださりありがとうございました!
シュンクボ(#^.^#)