シュンラボストーリーズ第1章:第72話 シュンシュン「霊視鑑定士が、霊視鑑定士がぁ!!」

どうもシュンクボです。

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お待たせしました、シュンスト、始まるよ♬

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

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〇前回までのあらすじ

お酒が大好きな霊視鑑定士佐古山は、1升瓶を取り出し、シュンシュンが下戸なのをいいことに、お酒を景気よく飲み始める。シュンシュンの緊張を解すためらしいが、佐古山の顔がいつしか赤くなり、酔っぱらいかけた拍子に彼は、シュンシュンのことをいい男だと思い始めるが・・・。

 

「なんか、よく見ると、アタシのタイプかも♡・・・」

ほろ酔い加減の佐古山にそう言われたシュンシュンはびっくりした。

 

まさか、本業アパレル会社重役の人って聞いたから、

シックでジェントルな紳士をイメージしてたけど・・・

本業アパレルって、

つまり、美容現場の最前線ってわけで・・・

つまり、その・・・

シックでジェントルなゲイナー(Gainer)じゃなくて、

美を重んじるオネエ系のゲイナーってことなのか!?

というより、正直、俺にはゲイナーというより、

陽気な酔っぱらいのゲイにしか思えない・・・

 

「あっ、やっぱ違うわ。そこまでイケメンじゃなかったわ。ごめ~ん♡」

シュンシュンはホッとした。だが、イケメンじゃないと馬鹿正直に言われて微妙に複雑な気分にもなった。

「そ、そうですか・・・」

「てゆうか、私が『タイプかも♡』って言っている間、結構イヤそうな顔してたでしょ!」

「えっ、いや、あの、そのぉ・・・」

「言葉では誤魔化せても私の目は誤魔化せないわよ。ちょっと前まで、シュンシュンさんの顔に『げっ、こいつ、オネエだ・・・』みたいな字が書いてあったんだからね!」

ヤバい、この人、酔っぱらってる癖に、何か読めてる・・・

シュンシュンは佐古山に怒られるかもしれないと思い、びくびくし始めた。

「す、すいませ・・・」

「あっ!」

「な、なんですか!?」

「よく見たら・・・」

「えっ?」

爆笑問題太田光似かも♡ アハハ!」

佐古山は一升瓶の酒口を指先代わりにして、シュンシュンに向けて、「似てる、似てる、シュンシュンさん、何かそのビクビクキョドキョドしてる感じ、太田ヒカルっぽい♡」

褒められたのかディスられたのか怒られたのかいじられたのかけなされたのかもわからなくなったシュンシュンは、まさに、霊視鑑定士によってカオスのるつぼにいた。

そして、心の中で、「これが霊視鑑定士、これが・・・ああ、霊視鑑定士のイメージが・・・霊視鑑定士というものがぁ!!」と叫びたい衝動になった。

 

今日はこのへんで(*^-^*)

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