シュンラボストーリーズ第1章:第20話 盛者必衰ならぬ乗車必衰!? その⑤

どうもシュンクボです。

本日もご覧くださり、ありがとうございます! 

シュンラボストーリーズ、本日もお届けいたします♪ 

※この物語は自伝的フィクションです。事実に基づいてはおりますが、時間・場所・登場人物の設定など、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 

シュンシュンは、

電車のドアに挟まり、

現代アートのように宙に浮かんだショルダーバッグを救出するべく、

電車が隣の駅に停車すると、

ホームにあわてて飛び出した。

 

10秒程度猛ダッシュで彼は走った。

すると、ホームの駅員さんはすぐに見つかった。

シュンシュンは事情を早口でまくし立てた。

 

駅員さんは一瞬驚いたが、

事情をすぐにのみこんで、

「わかりました。どちらの車両ですか?」

とシュンシュンに尋ねた。

シュンシュンは「こっちの方です」と答えた。

 

だが、シュンシュンはこの時また動揺した。

なぜなら、あわてて外に飛び出したものだから、

どこの車両なのかをちゃんと確認していなかったからである。

自分で「こっちの方です」といったはいいが、

正確に何両目なのかわからないまま誘導したから、

途中でキョロキョロしはじめた。

駅員さんは、乗客がだいたいこうなるのがわかっているのか、

シュンシュンにゆっくり並走する感じでついてきた。

そして、

シュンシュンの答えを、

どこの車両にバッグが挟まったのかを、

無言のままじっと待った。

 

「どこだ、どの車両だ!?」

シュンシュンの息は荒くゼーゼーしていた。

 

果たして、

シュンシュンとホームの駅員は、

無事に物挟みのあった車両にたどり着けるのか!?

 

続きはまた明日。

本日もご覧くださり、ありがとうございました!

シュンクボ(^^)