シュンラボストーリーズ第1章:第26話 大きな変化を起こしたい願望、の巻

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※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボの体験に基づいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 

前回までのあらすじ

小説新人賞に見事に落選し落胆し、アルバイトを休暇してしまったシュンシュンは、

自分探しの心の旅を始める過程で、自分史年表を作ろうとして、これまた見事に挫折してしまったが、代わりに、「自分は現状何に不満を持っているのか?」を紙に書きだしてみたところ、自分自身が心の底で求めているのは、「とにかくそのまんまの自分、停滞しっぱなしの自分から脱却することだ!」という、当たり前でいながら、意外と実は腑に落ちていない、自分の心の本音に気付いたのだった。

 

自分が求めているのは、

そのまんま停滞感を打破すること、

つまり、

「自分自身の大きな変化なんだ!」

とシュンシュンは気づいた。

 

何を具体的に変化させるのかはわからない。

けど、

とにかく何かアクションを起こして、

自分自身のこの、

≪どんよりそのまんまシュンシュン≫

を改めないことには、

もう一生、

そのまんまズルズル生きていきそうな気がしたのである。

 

そう気付くや否や、

シュンシュンは、

「現状何に不満を持っているのか知る。シュンシュンにとって、変化しないことが不満である」

という認識のきっかけとヒントを、

YouTube動画で教えてくれた、

カリスマセールスコンサルタントに、

意を決して一度会ってみようという気になった。

 

シュンシュンが憧れるカリスマセールスマンは、シュンシュンと同じ男性だった。

年齢は、実はシュンシュンとそれほど離れていない。

35歳前後のお兄さんである。

見た目は悔しいことにかなりイケメンだが、

YouTubeの動画では、

服装はベーシックな白いシャツや黒いタンクトップをつけていることが多い。

ご本人曰く、「周囲からはあまりオシャレとは言われない」らしい。

髪は柔らかめのブラウンである。

本人は学生時代に留学したオセアニアの地域が大好きで、

南国テイストを自覚しているようだ。

カラオケで歌を歌うのは、ご本人曰く、

自他ともに、下手だと認め、認められているものの、

シュンシュンの印象では、

彼の地のトークは、まさに口達者で、

相手を惹きつけたり、聴き手の感情の琴線に触れることにずば抜けて長けている。

その落ち着きと感情に訴えかける影響力の強さは、

口下手で人の気持ちを感じ取るのに鈍いシュンシュンには、

まさに魅力的に思えたし、

シュンシュン自身には著しく欠けている長所を持っているからこそ、

YouTubeを視聴した時に、

このお兄さんの話がずっと印象に残っていたのだとシュンシュンは気づいた。

たぶん、彼に一度会ってみたいという潜在的な欲求が、

心のどこかにずっとあったのだろう、

とシュンシュンは今この瞬間振り返りながら思った。

 

でも、一体どうやって彼とコンタクトをとればいいのだろう?

とシュンシュンは思った。どうすれば、どうすれば・・・。

シュンシュンは果たして、

カリスマセールスコンサルタント・ミスター・オセアニアのイケメン兄貴に、

このままの流れで会うことができるのだろうか!?

 

続きはまた明日(^^♪

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