シュンラボストーリーズ第1章:第82話 日本酒をあおる佐古山勢太郎、そのお清めの心は!?
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シュンスト、今日も明るく笑
「日本酒はお清めよ、お清め!」
佐古山はヒックとしゃっくりをしながら、酒瓶を握りしめてテーブルをバンと叩いた。
「ただの吞兵衛と違わないような・・・」
と、
メンタルヘルスに著しい問題があると彼からご指摘を給わったシュンシュンは、恐る恐る主張した。
「神棚をごらんなさい」
佐古山は神棚を指さした。さすがに神棚は酒口で指し示さなかった。
神棚には、大きな葉っぱの束が二つ、両サイドに置かれている。狐の人形にようなものも置かれている。
よく見ると、そのすぐ近くにも、小さなワンカップサイズのグラスコップが置かれ、透明な清酒が奉られていた。
「お神酒という漢字を中学の国語の時間で習わなかったかしら? 私は勉強の方はとんと居眠りだったけど、国語の先生の『お神酒はおみきと読みます。覚えておくように』という忠告は、夢の中でホンっとに真剣に涙を流しながら耳を傾けていたわよ。日本酒をね、他のサワーやカクテルなんかと一緒にするなんて神様に対しても失礼よ♡」
忠告ではないだろうに、何かがこじつけな気がする、とシュンシュンは思った。
「アンタさっきから聞いていれば、ちょっと偏見多すぎない!? 自分が服用している精神安定剤が一般的に断薬できないですから無理ですとか、アタシのことをアルコール依存症だとか・・・」
佐古山のシュンシュンに対する忠告は、
彼がお清めと称する日本酒の勢いを借りたまま、
まだまだ治まる気配はなさそうだった。
今日はこのへんで(*^-^*)
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シュンクボ(^▽^)/