シュンラボストーリーズ第1章:第40話 シュンシュンとオセアニ~をつなぐ衝撃の書籍

どうもシュンクボです。

本日もご覧くださりありがとうございます!

さあ、シュンシュンの自分探しの心の旅も、

ようやく自己探求の様相を帯びて参りました。

今日も景気よく参りましょう♪

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ本人の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

〇前回までのあらすじ

コミュ障兼小説落選家のシュンシュンは、カリスマナンパ師から恋愛コンサルを受けていたダメナンパ師時代に、医者の跡取りのモテナンパ師と知り合う。その人は仲間づきあいを大切にしていて、コミュ障のシュンシュンの面倒も見てくれる器量の広い人だった。新宿南口でナンパをしていたある日、「自己啓発の書籍に興味ある?」とシュンシュンに尋ね、バッグから本を取り出してシュンシュンに手渡した。その本こそ、シュンシュンとオセアニ~を後々つなぐことになるビジネス書籍、『ザ・マネーゲームから脱出する法』だった。

 

シュンシュンは本の表紙をじっくり見た。

そのビジネス書籍は、

ロバート・シャインフェルド著『ザ・マネーゲームから脱出する法』

というタイトルだった。

 

「本に興味があるんだったら、貸してあげる」

「そ、そうですか・・・」

「ちょっと読んでみてよ、面白いから」

と知り合いのモテナンパ師は、

本をじっと眺めているシュンシュンに言った。

 

ナンパを切り上げ、モテナンパ師と別れ、

ホームで帰りの電車を待っているシュンシュンは、

再び、

ビジネス書籍『ザ・マネーゲームから脱出する法』

を取り出した。

 

シュンシュンは当初、

その本を借りてしまったことに困惑していた。

モテナンパ師が普段、シュンシュンにいろいろ配慮をしてくれなければ、

自己啓発なんて興味ありません!」

と突っぱねていたに違いなかった。

 

正直、シュンシュンにとって、

自己啓発は、ビジネスマッチョなイメージが強すぎた。

シュンシュンが関心を持ち続けていた、

文学や哲学や映画等の文化的な芸術とは、

水と油のような関係だと思っていたのである。

 

「でも、モテナンパ師さんがせっかく薦めてくれたからなあ。感想聞かれるだろうし」

と、シュンシュンは消極的な理由で、しぶしぶその本を読み始めた。

 

だが、

電車の中で読み始めたその本を、シュンシュンは、

帰宅した後も読み続け、読み始めて2時間が経つ頃には、

胡散臭い自己啓発というレッテルを捨てて、

他の小説や哲学書を読むような感覚で、

その本を読むことに没頭してしまっていた。

 

その後、

アルバイトの休憩時も、

アルバイト帰りに電車の中にいる時も、

結果が全くでないダメナンパの休憩時も、

シュンシュンは、

その本を欠かさず読んだ。

 

そして、

数日が経つ頃には、

「その本のあとがきまで一字一句漏らすまい」

という心境になりながら、

とうとうその、

胡散臭いと思い込んでいたその自己啓発書籍を、

感嘆しながら完読していたのである!

 

ロバート・シャインフェルド著『ザ・マネーゲームから脱出する法』

 

シュンシュンは、

その本にすっかり衝撃を受けていた。

「ガツンとやられた」という表現を、

昔、ある大学の先生が本を読んで衝撃を受けた時に用いたことがあった。

まさに、『ザ・マネーゲームから脱出する法』は、

シュンシュンにとって、

ガツンとやられてしまった書籍になった。

 

あんなに胡散臭いと思っていたのに、

あんなに敬遠していたジャンルの本なのに、

お世話になっていたモテナンパ師の何気ない、

「面白いよ」

の薦めに乗っかったら、

意外なまでにガツンとやられてしまったのだ!

 

シュンシュンはこの成り行きに驚いた。

世界を見る目が180度変わった体験は、

これまで、

小説や哲学書を読んだ時に何度か体験したことはあった。

だが、まさか文学や哲学などの文化系の硬派な書籍とは、

水と油の関係にあたる、

敬遠すべき忌まわしきビジネス自己啓発の書籍から、

ベルグソン哲学書を読んだ時と同じような、

感動と衝撃を受けることになるとは!

 

シュンシュンがなぜ、

ロバート・シャインフェルド著『ザ・マネーゲームから脱出する法』

を読んで、哲学書と同じような衝撃を受けたのか!?

 

その理由が次回、解き明かされる!!

 

今日はこのへんで(^^♪

本日もご覧くださりありがとうございました!

シュンクボ(^▽^)/