シュンラボストーリーズ第1章:第49話 シュンシュン、オセアニ~に褒められる!?
どうもシュンクボです。
本日もご覧くださりありがとうございます!
いよいよ歳の暮れですね。
シュンストの方は、「今年もまだまだ続く」のノリで参ります♬
※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。
また、本編で取り上げられる、書籍、DVD、映画、テレビ、音楽等、著作権を有するコンテンツの、内容・セリフ・趣旨・言論に関する言及・表現は、あくまでも、主人公シュンシュンをはじめとする登場人物たちの、【個人的感想・概要・解釈】に基づいた言及・表現に過ぎないことを、ここに明記しておきます。こちらも合わせてご了承ください。
〇前回までのあらすじ
ビジネス音痴の小説新人賞落選者のフリーター、シュンシュンは、意を決してビジネスのカリスマコンサルタント・オセアニ~主催のサロン会に参加したものの、周囲に遠慮したまま、なかなかオセアニ~と会話ができないでいた。他の参加者から促され、オセアニ~と話をするいとまを与えてもらっても、まともに目を合わせることもできない始末。けれど、意外にもオセアニ~の方から「声がいいね」と声をかけてきて、シュンシュンはようやく、まともに話をする糸口を得たのだった。
「シュンシュン君、メッチャ声がいいよね(*^-^*)♬」
ミスターオセアニア、愛称オセアニ~はシュンシュンに陽気に話しかけた。
「ホント、麒麟の川島さんみたい♪」
シュンシュンをサポートしていた女性参加者も乗っかり、
他の参加者の人たちも頷いた。
シュンシュンは嬉しかった。
「声がいい」と褒められたことよりも、
オセアニ~から褒められたこと自体が嬉しかった。
参加者の一人としてちゃんと見てくれているとわかったし、
他の人も、自分自身を参加者の一人として認めているとわかったからだ。
心が春の雪解けモードに変わったシュンシュンは、
正直に小説新人賞に落選したことを告げた。
そして、こういうサロン会の明るい空気に、
落選のニュースで水を差すから言い出せなかったことも伝えた。
他の女性の参加者たちは、ゆっくり頷きながら聞いていた。
オセアニ~は頷きながらも、あまり間を置かずに、
「何かやってみたら?」
とシュンシュンに切り出した。
「『やってみたら』というのは?」
「ほら、シュンシュン君、声低くてメッチャいいからさ、YouTube上で何かしゃべってみたら?」
「YouTubeで顔出しするんですか!?」
シュンシュンはオセアニ~のアドバイスにかなり驚いた。
毎日心の底で重く響いているような、
陰気で卑屈なシュンシュンにとって、
オセアニ~の提案したアイデアは、
まさに、
驚天動地に匹敵する提案だったのである。
「いやいや、いきなり顔を出すのは勇気がいるだろうからさ」
「ですよね・・・汗」
「音声だけアップすればいいんだよ(^^♪」
「えっ・・・」
シュンシュンの心の中のベートーヴェンが一瞬フリーズした。
顔を出さずに済むとわかったのはいい。
でも、
映像動画を見せるYouTubeという媒体で、
一体どうやって、音声だけをアップするのだろうか!?
「ええっと、やり方が、そもそもわからないんで・・・で、できません(;゚Д゚)」
「はや!!・・・(*'▽')」
オセアニ~は軽いノリでツッコミを入れ、「あ~もう」という反応をした。
その「あ~もう」なしぐさは、
せっかくの決定機を外してしまったサッカー選手に対し、
一生懸命応援していたサポーターがするようなしぐさだった。
「そんなことばっか言ってちゃ何も始まらないよ~」
「そ、そうですか・・・汗」
「まずは小さいことでもいいから何か始めないと。俺だってYouTube始めたのここ最近の話だし」
「そうなんですか!?」
オセアニ~のこの発言には、
シュンシュンだけでなく、他の参加者も驚いた。
YouTubeでかなりたくさんの人から支持を受け、
こうしてサロン会を主催できるほどのオセアニ~だったから、
てっきり何年もYouTubeで試行錯誤していたのだと思っていたのだ。
「ホンっと、つい最近だよ、つい最近・・・」
オセアニ~はそう強調しながら、
YouTube動画を発信するに至るまでの経緯を話し始めた。
今日はこのへんで(*^-^*)
本日もご覧くださりありがとうございました!
シュンクボ(^▽^)/