シュンラボストーリーズ第1章:第50話 オセアニ~がYouTubeを始める経緯

どうもシュンクボです。

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今日は少し寒くなりそうですが、シュンストは、熱く!!

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

また、本編で取り上げられる、書籍・DVD・映画・テレビ番組・音楽等の著作権を有するコンテンツの、内容・セリフ・趣旨・概要に関する言及や表現は、あくまでも、主人公シュンシュンをはじめとする登場人物の、【個人的感想・主張・解釈】に基づいた言及・表現に過ぎないことを、ここに明記しておきます。こちらも合わせてご了承ください。

〇前回までのあらすじ

ビジネス音痴の小説新人賞落選者のフリーターシュンシュンは、サロン会の席で、主催者のオセアニ~から、声の良さを褒められる。素直に嬉しく思ったシュンシュンだが、オセアニ~から、YouTubeで音声配信だけしてみたらと提案され、「私にはできません」と答えてしまう。オセアニ~はシュンシュンに、小さいことでもまずやってみるよう諭した上で、YouTubeを始めた経緯を話し始めた。

 

「俺がYouTubeを始めたの、2年くらい前の話なんだよね」

「そうなんですか!?」

オセアニ~のカミングアウトに、シュンシュンも他の参加者も驚いた。

 

「奥さんだったかなぁ、彼女から『あなた、しゃべるの好きだから、YouTubeでも試しにとってみたら?』 て何気ないアドバイスをもらってたんだよ。最初は何気ないアドバイスだったから、最初は真に受けずに聞き流したんだけどね」

 

オセアニ~は過去を述懐しながら、

テーブルの上にあるパインジュースを手に取り、ストローですすって飲んだ。

 

「その後、友人知人からも『YouTubeどうよ?』的なアドバイスをもらってさぁ、YouTubeってキーワードが心のどこかに引っかかってたんだろうね。その当時の俺は、やろうと思っていたビジネスのお金周りが最悪で、キャッシュが赤だったんだわ。知り合いを通じて何とか資金調達できたはいいけど、この先どうしたもんかなぁって追い詰められてもいたから、思い切ってYouTubeゼロからやってみることにしたんですよ。」

 

オセアニ~は、YouTubeを始めるにあたり、

家電量販店に行ってビデオカメラを買った時の経緯も話した。

自分の華を引き立たせるために、少しでもいい画質にしたかったから、

10万円以上するハンディカメラを一か八かで買ってみたのだ。

 

RPGのヒットポイントじゃないけど、残りHP〇〇〇の中から、HP10を差し引くのは、まあまあ、たかが10万、されど10万ってやつで、やり繰りに血眼になっていた当時の俺には、きつかったなぁ。自分の顔を公の場に思い切りさらすのも勇気がいったしね」

「そうだったんですか、僕はてっきり、YouTube動画を自信満々にとっていたのかと思ってました。オセアニ~さん、イケメンですし」

と、シュンシュンは応えた。

シュンシュンの受け答えは、声が小さくボソボソしていたが、

オセアニ~から意外な過去を打ち明けられて緊張がわりとほぐれたのか、

シュンシュンにとってはかなり大胆になっていた。

 

「イケメンねぇ・・・俺はシュンシュン君の声がうらやましいよ。俺って実は自分の声にかなりコンプレックス持っててさぁ。特に若い頃は、自分の甲高い声にちょっと引け目も感じていたわけ。シュンシュン君みたいに声が低くて落ち着いていたらよかったんだけどねぇ(-_-;)」

 

世間知らずのシュンシュンは、

イケメンのカリスマにも欠点があることを知って驚いた。

確かに、オセアニ~の声は、ちょっとだけ、

ジャパンネットの高田さんのように甲高いところもあるけど。

だからセールストークもジャパネットレベルなんだろうけど・・・

でも、

声の点では、なぜかオセアニ~より自分の方が勝っている!?

そういうことってあるの?・・・

 

イケメンのカリスマコンサルタントから、

隠れたコンプレックスを打ち明けられ、

別の問いを始めたシュンシュン・・・

 

この問いかけが、その後、彼を思わぬ方向に導いていくとは・・・

当時のシュンシュンは、もちろんまだ知らなかった。

 

今日はこのへんで(*^-^*)

本日もご覧くださりありがとうございました!

シュンクボ(^▽^)/