シュンラボストーリーズ第1章:第66話 霊視鑑定士佐古山のファッションは!?

どうもシュンクボです。

本日もご覧くださりありがとうございます!

あけましておめでとうございます。

今年もシュンストをよろしくお願いいたします♬

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

また、本編で取り上げられる、書籍・音楽・美術・映像などの、著作権を有する作品やコンテンツに関する言及や表現は、あくまでも、主人公シュンシュンをはじめとする登場人物による、【個人的感想・主張・解釈にもとづいた言及・表現】に過ぎないことを、ここに明記しておきます。こちらも合わせてご了承ください。

〇前回までのあらすじ

お茶を出すと言ってさっそうとドアを出入りする、本業アパレル会社重役の霊視鑑定士佐古山は、緊張をほどくために、将来に迷う主人公シュンシュンにお茶とお酒を差し出す。実はお酒が苦手なシュンシュン。提供された日本酒を「苦い」と感じながら、彼は佐古山のコーディネイトを確かめてみた。

 

シュンシュンは、オシャレに詳しいわけでもないのに、

透明なグラスに入った日本酒をちょびちょび飲みながら、

佐古山のファッションをさりげなく拝見した。

 

「黒い・・・」

とオシャレに詳しくないシュンシュンは思った。

 

トップは袖回りの大きなカジュアルのプリントシャツ、

ボトムもだいぶゆるい六分丈のパンツを身に着けている。

夏用の薄いジャケットもちょっと黒い。

黒くないのは、

太めのシルバーネックレスと、

いがぐり頭の茶色い髪くらいだろうか。

 

シュンシュンは、

昔通っていた、

モテないダメんず向けの恋愛セミナーの、

あるカリスマ恋愛コンサルタントの服装を思い出した。

合コンとネットナンパのスペシャリストとして名を馳せていた、

自称ブサイクの恋愛コンサルタントは、

北中米のラッパーやヒップホップダンサーが身にまとうような、

黒い帽子や裾のないゆるめのパンツをファッションスタイルにしながら、

我の強そうなギャルたちを食い物にした話をセミナーでしゃべっていた。

 

佐古山さんも、もしかしたら、

わりと肉食系の男子なのだろうか?

ひょっとして、ヒップホップやラップが趣味なのだろうか?

少なくとも、霊視鑑定士から連想されるイメージや、

アパレル会社重役と言う肩書から連想されるイメージとは、

だいぶかけ離れたコーディネイトであることは確かだ、

とシュンシュンは思った。

 

「シュンクボさん、こっちにちょっと書いてくれる?」

と言って、佐古山はシュンシュンの手元に白い紙を近づけた。

シュンシュンはお部屋の中に気をとられて、

目の前のテーブルに置いてあった、

肝心の、相談内容を記入する用紙の存在に気付かなかったのだ。

 

「書いた文字も霊視のうちだからね~」

すいませんと恐縮するシュンシュンに、佐古山は満面の笑みを浮かべた。

 

 

今日はこのへんで(*^-^*)

本日もご覧くださりありがとうございました!

シュンクボ(^▽^)/