シュンラボストーリーズ第1章:第67話 霊視鑑定士の様子が・・・

どうもシュンクボです。

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シュンスト、新年もぼちぼち起動中です。

 

※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

また、本編で取り上げられる、書籍・音楽・美術・映像などの、著作権を有する作品やコンテンツに関する言及や表現は、あくまでも、主人公シュンシュンをはじめとする登場人物による、【個人的感想・主張・解釈にもとづいた言及・表現】に過ぎないことを、ここに明記しておきます。こちらも合わせてご了承ください。

〇前回までのあらすじ

本業アパレル会社重役の佐古山から未来を霊視してもらうべく相談に訪れたシュンシュン。佐古山からハーブティーとなぜか日本酒を出され、少し困惑するが、気を取り直して、相談内容を用紙に記入する。

 

シュンシュンはテーブルに置かれた白い用紙に、

相談内容を記入した。

 

「書いた文字も霊視のうちだからね~」

と佐古山さんから満面の笑みを浮かべながら言われた。

佐古山さんが目の前に座っているだけに、

すでに相談内容はメールで書いていたにもかかわらず、

シュンシュンのペンはたどたどしかった。

 

もともと筆不精のためか、

純文学作家たちから無意識に引き継いだ悪習のためか、

シュンシュンが書く文字は、ものすごい【癖字】で、

自他共に認める汚い字だった。

 

腕もきゃしゃで握力もないため、

履歴書を書いていても、ペンを握る手首が疲れ、

途中で文字が乱れてくる。

 

就職活動用のエントリーシートに至っては、

もし、若き日のムンクが日本人になり、

エントリーシートを同じように書くハメになれば、

きっとこんな筆跡になるだろうと言わんばかりの、

【ブレブレギザギザ波型文字の集合体】が、いつも連なっていた。

おそらく採用担当の人事は、

シュンシュンのエントリーシートの自己PRと志望動機欄から、

まさに『不安』そのものしか読み取ることができなかったに違いない。

1次選考ではじかれてしまったのも無理もない話である。

 

さて、佐古山を目の前にしたシュンシュンは、

日本酒と相談室内の音楽のおかげで肩の力が抜けていたのか、

就職活動のエントリーシートを記入する時よりはまともに読める字がかけていたが、

相変わらずその字体の線形はヤングムンキーな要素を多分にとどめていた。

 

ああ、相変わらず汚い・・・

シュンシュンはそう思いながら、佐古山さんに相談用紙を渡した。

佐古山さんは「は~い」と元気に声を出して受けとり、

相談用紙を「ふむふむ」と言って読み始めた。

 

今日はこのへんで(*^-^*)

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シュンクボ(^▽^)/