シュンラボストーリーズ第70話 霊視鑑定士のイメージがぁあああ!!

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※シュンラボストーリーズは自伝的フィクションです。シュンクボ自身の体験談にもとづいてはおりますが、時間・場所・登場人物などの設定が、関係者のプライバシーを考慮した都合上、実際の事実とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

また、本編で取り上げられる、書籍・音楽・美術・映像などの、著作権を有する作品やコンテンツに関する言及や表現は、あくまでも、主人公シュンシュンをはじめとする登場人物による、【個人的感想・主張・解釈にもとづいた言及・表現】に過ぎないことを、ここに明記しておきます。こちらも合わせてご了承ください。

〇前回までのあらすじ

霊視鑑定士の佐古山から、よくわからない、書くことは向いてるんじゃない、と適当に診断されてしまったシュンシュン。果たしてその後の相談の展開はどうなるのか?

 

 

「書くことはむいてるんじゃないの~?」

佐古山の実にあっけらかんとしたテキトーな未来診断に、

シュンシュンは拍子抜けした。

 

カリスマビジネスコンサルタントのオセアニ~から、

未来を霊視できる凄腕の鑑定士というお墨付きを得ているはずなのに、

なぜこの人は、こんなにも超テキトーな言い方を相談者である僕にするんだろうか?

 

しかも、本業はアパレル会社の重役だっていう話なのに。

ラップをやっていそうな、ヒップホップ系の服装もさることながら、

俺が妄想予想した厳粛なたたずまいをした和装占い師のイメージや、

有名ファッション雑誌『Gainer』に登場するモデルさんのような、

ビジネスカジュアルをオシャレに着こなしているジェントルマンのイメージとも、

中身も、性格も、かけ離れ過ぎるほどかけ離れている。

 

おかしい、何かの間違いであるに違いない。

さっき、相談用紙をじっと読んでいた時に、

あれほどまでに眼球が左右にキョロキョロ動いていたのだから、

きっと何かを読み取っていたに違いない。

そうだ、そうなんだ。これは何かの冗談なんだ!

 

「あの~、紹介者のオセアニ~さんから、佐古山さんは鑑定依頼者の人の数年先の未来がイメージとして見えるという話を伺ったのですが・・・」

「まあまあ、そんな堅苦しいことばっか言ってないで」

堅苦しいって、こっちはけっこう真剣に・・・」

「まだ緊張がほどけてないのかなぁ。もう1杯いってみる~?」

シュンシュンがムッとしたのを遮るように、佐古山はソファーを立ち上がった。

そして、パワーストーンが平台に陳列されている棚の上段を開いた。

中には、シュンシュンの知らない日本酒が所狭しと並べられている。

 

佐古山はその中から、一升瓶とグラスコップを取り出すと、

グラスコップに清酒をなみなみと注ぎ、

景気づけとばかりにまずは自分でごくごく飲みほした。

そして、シュンシュンにも一升瓶の酒口を向けて、

「もう1杯いってみる~?」

と、超テキトーな口調のまま、全く同じセリフをシュンシュンに繰り返した。

シュンシュンはお酒を飲む前に口をポカンと開けた。

開いた口が塞がらない気分だった。

 

 

今日はこのへんで(*^-^*)

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